きょうは市議会食糧農業農村議員連盟の視察でした。視察先は妙高市です。すぐ隣の市ではありますが、農業に関する興味深い取り組みをされているので大きな関心を持って参加してきました。
視察先のひとつは(株)妙高ガーデンです。株式会社の農業参入第1号として有名ですが、何をどのように生産しているかは今回の視察までまったく知りませんでした。同社は、無農薬で大葉やハーブなどを大規模施設で生産していました。100人を超える人が雇用されていて、1棟1億円もするというハウスはまるで工場のようでした(画像)。ハウス内は大葉の匂いが漂っていて、とても気持ちよく感じられました。説明された人によると、花粉症の人にはこの大葉がよいそうです。農産物の安全性がいまほど求められている時はありませんので、無農薬栽培にこだわっての生産は評価できるものです。ただ、既存の地域農業との連携、地域農業を盛りたてていく姿勢があまり見えなかったのは残念なことでした。
もうひとつ、(有)妙高ファームは地元でとれるトマトなどの農産物を直売しているところです。直売所は国道沿いにあり、年間1億円からの売上を記録しています。生産履歴を重視し、地場産の農産物を売り、地域振興につなげようと一生懸命です。直売所で説明を受けた後、大洞原の開拓地を視察してきました。ここは私の牛飼い仲間もいるところですが、トウモロコシ、トマトなどを自分の作業所などで直売して頑張っているのには驚きでした。でも、酪農家はNさんとSさんだけになっていたのはさみしかった。