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「注視」でなく、きっぱりと「中止」求めよ

 一般質問がきょうからはじまりました。質問者は総勢32人です。きょうはそのうち6人が登壇しました。きょうの質問で一番関心を持って聴いたのは、田村武男議員の(一般及び)産業廃棄物処分場建設計画についての質問です。長野県信濃町赤川地区で建設が計画されているものですが、上越市や妙高市を流れる関川の上流域にあたることから上越地方の住民がたいへん心配しています。
 同僚議員と現地視察もしてきたという田村議員は、「上越市の農業は一にも二にもコメです。関川は命の水、これがあったからこそ上越のコメがある。風評被害が始まらない今こそ行動を起こすべきだ」と市長に迫りました。しかし市長は、「事業申請が行われていない段階で、(この施設の)影響について答える段階ではない。今後どうなっていくか注視していく」と繰り返すだけでした。議場では、農村部を地盤とする保守系の議員から、「上越市は反対と言った方がいい。風評被害はこわいよ」とヤジがとびました。それでも市長は、「誤解のないように言っておきますが非常な関心を持って情報収集している。現段階では市の見解を申し上げる段階ではない。適宜判断していくということです」とのべるにとどまりました。
 市長の答弁は県議会での知事答弁とほとんど同じです。心配している市民の立場に立った答弁ではありません。休憩時間になって、議場から出ていく議員からは、「注視している段階ではない。きっぱりと計画に反対だと言って中止を求めてこそ上越市の代表ではないか」との声が聞かれました。その通りだと思います。


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2008年09月24日 22:43に投稿されたページです。

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