文教経済常任委員会の3日目。お昼過ぎ、党議員控室で隣席の平良木さんから、「どうも物売りではないようです。替わってくださいませんか」と言って受話器が渡されました。電話をかけてきたのは高知県のAさんでした。今度、地方紙12社共同企画・発行でいわゆる限界集落と地域再生についての本を出版するので協力してほしいというのです。私の一般質問での発言や質問の際使用した尾神岳の写真を使わせてもらえないかというのが主な内容でした。上越市での高齢化が進んだ集落調査の波紋はまだ続いているんですね。写真の著作権はある印刷業者さんにあるので私の判断ではできません、それ以外なら協力します、とお答えしたのですが、ありがたいことです。
夕方から文教経済常任委員会の産業観光部にかかわる決算審査とよしかわ杜氏の郷の長期借入金問題についての調査(画像)を傍聴しました。杜氏の郷についての調査に入った時間は午後7時をまわっていましたので、はたして議論になるだろうかと思っていましたが、「地域事業費をあてて損失補償した場合、(当初予定した事業が)減らされ、地域住民にも痛みを伴う。このことを住民の皆さんにしていただいたうえで判断していただくことが必要ではないか」「JAや会社などとの2者協議、3者協議のご努力は評価したい。再建の方向で考えていくことが大事だが、それには、それぞれの係わりのある人たち、団体、会社の責任を明確にしていくことが前提だ。それがないと市民の理解が得られない」「社長が変わらない、責任もとらないなかで経営改善ができるのか。会社の株主総会での判断を待って議論すべきだ」などの質問や意見が相次ぎました。
終わったら、なんと8時半過ぎでした。調査はこれからも続きますが、担当課で、確かな事実経過、民法上の基礎知識の上に立った議論ができるよう整理しておいてほしいと思いました。