きょうは私の所属する総務常任委員会です。付託された案件は少なかったのですが、積極的に発言しようと心がけました。注目したのは一般会計補正予算書及び委員会資料そのものに、これらがどういうふうにして作成されているか、わかりやすい説明が入ったことです。これは4月に施行された自治基本条例(財政を市民にわかりやすく公表する)に基づく措置とのことでした。私はこの点を評価しつつ、予算そのものを市民にもっとわかりやすく知らせる工夫もしてほしいと訴えました。
議案審査では、春日地区にできた春日謙信交流館条例制定に質問が集中しました。「春日謙信」という名称に違和感を覚える、「春日・謙信」とすべきだと主張したのは小林克美委員です。春日地区の住民の皆さんが郷土の誇りとして謙信という名前を入れたい気持ちも理解できますが、条例が提案される前にもっと議論があってもよかったと思いました。滝沢一成委員が2か所ある建物の入口のうち、1か所しか点字ブロックがないことを問題にしました。担当課はいろいろ理由をつけていましたが、ユニバーサルデザインの視点でのチェックが甘かったと感じました。身障者の方から生の意見を聞いて、すみやかに対応すべきでしょう。
マスコミ各社がきょう関心を持って取材に来たのは、委員協議会で議論することになっていた高田駅わきの駐車場問題でした。これまで覚書や契約書に違反して返還しなかった不動産会社との話し合いが決着したことから、土地開発公社より経過と返還確認書などについての説明がありました。引き続き駐車場として活用することにして、管理を株式会社まちづくり上越にお願いしたのですが、この会社が直接管理することなく、これまで管理していた不動産会社にまかせたことから市民の間でどうなっているんだとの声が上がっていました。土地開発公社事務局の説明では、管理委託をお願いした相手方の株式会社まちづくり上越がどういう形で管理するかは関与できないとのことでしたが、株式会社まちづくり上越との契約書そのものを公表させ、さらに一歩踏み込んだ議論に発展させていけなかったので反省しています。質問の準備不足です。