今議会の最大の焦点は直江津図書館・社会教育館の移転整備です。駅前のホテルからホテルの一部を使用できないかという調査の申し入れがあったのは昨年の1月のことでした。それから、いろいろと紆余曲折があったのですが、市では、同ホテルの新館の1階から3階までを買い取り、整備する方針を固めました。そしていま、6月議会の追加議案で購入契約などを出そうとしています。ところが、申し入れてきたホテルが経営不振にあえいでいることもあって、同ホテルの救済ではないかとか、さまざまな疑問の声が出て、暗礁に乗り上げそうな気配になっていました。
私たちの議員団では、直江津地区の住民から早期に整備してほしいという声が上がっていることを重視し、何とか実現させたいと思っています。しかし、そのためには、ホテル救済ではないかとか、6月中に購入手続きを終えたいと急ぐのはなぜか、など疑問を解明することが大前提です。この点で、きょうの文教経済常任委員会は貴重な前進をみました。前回マスキングされた文書は法的に保護対象となる法人情報も入っていましたが、ホテル側の了解も出て、全面的に公開されました。また、最初のホテル側の要求額、不動産鑑定結果など交渉経過も初めて具体的な数字を示しながら明らかにされました。ホテルとの契約のタイムリミットも、これまでよりも説明が具体的でした。ただ、市議会や市民への説明はまだまだ十分とは言えません。タイムリミットぎりぎりまで説明責任をしっかり果たし、関係住民の合意のなかで議会提案してほしく思います。
ところで、この問題を報じた議員団ニュースでミスが発生しました。4人で原案を検討し、数か所を改めて最終版を作成したのですが、印刷段階で最終版よりも前のものを印刷してしまったのです。「法人情報」とすべきところを「個人情報」としてしまったなど、いくつかの間違った表現のものを印刷したのはファイル管理がまずかったから。ファイル管理のまずさからミスが発生したのは議員団ニュースだけではありません。議会事務局へ送信したファイルにも同種のミスがあったのです。4人で議員控室のパソコンを使うようになったら、これまで以上に管理をしっかりしないとだめですね。