埼玉県は所沢市のOさんからお便りをいただきました。吉川区山直海出身のTさんのすすめで私のHPを知り、私の『春よ来い』を求めてくださった方です。中身はこの本の感想がほとんどです。Oさんは東京生まれの東京育ちですが、生家は米軍の空襲で焼けてしまったそうです。焼かれる寸前に埼玉県にあるお母さんの実家に疎開、風呂たき、牛の世話、炭焼などを体験されました。この体験があったことから、私の本についてはとても懐かしい思いを抱きながら読んでくださったようです。お便りのなかでは、「『議員の奮戦記』だと思い込んでいたのとは、まるで違っていました。日常の出来事を飾ることなく、飾ることなく、淡々と書いてあるだけで意外でした。しかし、そこにはふるさとや家族など周りの人たちへの愛情に溢れていました。そここそ、私たちが忘れていた日本のふるさとの原風景だと思います」とまでほめてくださいました。お便りの最後のところで、「近所に吉川高校出身の女性がいますので、この本を読んでもらおうと思います」とあります。どこの集落のご出身なのかはわかりませんが、私の本がこんな風にして読まれていくことをとてもうれしく思います。Oさん、ありがとうございました。