朝早く市役所に着くとちょっとした余裕が生まれます。きょうは8時半過ぎに着いたので、「しんぶん赤旗」をゆっくり読むことができました。ここ、一か月ほどはまだ市議選の余韻が残っていて、新聞記事も選挙の時に訴えた内容に関連するものに目が行きます。
後期高齢者医療制度の廃止法案の審議の行方は一番先に読みたくなることですが、今朝注目したのは、参院厚生労働委員会でわが党の井上哲議員がとりあげた厚労省全国調査です。一般の商業新聞では、全国調査をやったところ、これまでよりも保険料が安くなるとして大々的に宣伝していました。井上議員は、厚労省全国調査は、土地や家屋などの「資産」がない世帯も「資産」があると仮定して保険料を計算していること、負担増となりやすい世帯構成を除外していることなどを指摘し、負担増の実態を隠すものとなっていると批判しています。京都府宮津市で試算した場合、「資産」がない場合は8割が負担増となるという実例を示しての追及には説得力がありました。
妊婦健診の公費負担の全国平均回数が4月時点で5.5回に増えているという記事もすぐに目にとまりました。これはわが党の笠井亮衆院議員が予算委員会でとりあげ、厚労省が2008年度実施状況の再調査を約束していたことが出発点でした。同省が調査結果を笠井議員に明らかにしたのですが、その結果は、昨年8月の調査を大きく上回っていました。上越市は5回分公費負担ですので、現時点では全国平均以下ということになります。同調査では、里帰り先での妊婦健診も公費負担の対象にしている自治体は63.9%にのぼっていること、助産所での健診の公費負担も24.7%で行われていることが明らかになったといいます。これは、さっそく資料を取り寄せなければなりません。
きょうは生活相談と質問準備で一日が終わりました。総括質疑は昨日の議員団会議では、やるべきだという声と委員会審査でいいのではないかという声、どちらもあったのですが、学校評価をめぐる新事業を調べていくうちに、これは総括でやっておかないとまずいなと感じています。明日、議員団の仲間と相談して最終決定したいと思います。