うっかりしていました。私の大好きな野の花のひとつ、ササユリの開花がまだ先だと思い込んでいました。金曜日にある家で咲いているのを見て、きょう、里山のなかに入ってみたところ、ほとんど咲き終わっていたのです。昨年、ひとつの茎から3つの花を咲かせ、あでやかな姿を見せてくれたものは見当たりませんでした。それでも救いだったのは、ちょうど見ごろを迎えたものが何本かあったことです。もちろん、写真(画像)に撮ってきました。
ササユリは今年、マスコミで大きくとりあげられました。糸魚川産ササユリの種が宇宙への旅をするというのです。ササユリの種は今年八月以降にロシアのロケットで打ち上げられ、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で過ごすことになっています。帰還後、さまざまな分野で活用されることになるでしょう。このササユリが自生している場所は、本州では私たちの住む吉川区が北限と言われています。それだけに、また注目を浴びることになりそうです。
きょうは山間部で市政レポートの配布活動でした。デジカメを持ちながら、ゆっくりと歩いて配布しました。カメラに収めた野の花は白いバイカウツギ、キオンなどです。紫色をしたコシジシモツケソウの花ももうすぐ開化です。一昨年、昨年とキオンとコシジシモツケソウの花が同じ場所で咲く姿を撮ろうと思ったのですが、私の都合と花の最盛期がかみ合わず、実現できませんでした。ねらっている場所は、上越市大島区です。急な岩肌が続いている場所で黄色と紫色の花が大規模に咲く姿は一度ごらんになるといいですよ。忘れることのできない風景として記憶されるはずです。