夕方から柏崎市で党演説会でした。よその市町村まで出かけて行って演説会の弁士を務めたのは、おそらく旧大潟町で後藤紀一さんの応援をして以来でしょう。ひょっとしたら、20年くらい前になるかも知れません。それだけに緊張感がありました。「演説時間は10分、長くて15分でお願いします」と言われていたので、一応、10分用の原稿を用意してみました。上越市議選の結果と選挙戦の特徴を国政とのからみのなかで話す、そういう組み立てにしてしゃべり始めたのですが、結局、原稿はそっちのけ、時間は1分オーバーしてしまいました(画像)。訓練が足りません。それでも、聴衆の皆さんは真剣な表情で聴いてくださいました。この経験を来る衆院選に生かそうと思います。
弁士は私がトップ、あとは武田勝利さんと山口典久さん(画像)です。弁士の控えの席でおふたりの様子を観察することができました。おふたりとも、原稿やメモをしっかり用意されています。山口さんは新聞の切り抜きも持参されていて、演説会が始まる直前まで、どう話をするかの最終チェックをしておられました。演説は聴衆をひきつける話題を出す、話す中身はやさしく、わかりやすくが基本です。おふたりともベテランでとても参考になりました。山口さんは、「忘れることのできない柏崎についての2つの思い出」から語り始めました。子どもの頃、家族旅行でやってきて、民宿に泊まります。そこで出された鯛、しっぽがぴょんとはねて弟が泣き出した。その話はまるで向田邦子のエッセーのようでした。中越沖地震で柏崎市内の山本団地の人たちと一緒に運動したことにふれ、「みんなで力を合わせれば、必ず政治を動かせる」、この大事なことを教えていただいたのも柏崎でした、と続けました。来る衆院選で国民の生活を守るには日本共産党の躍進がどうしても必要です。しかし、まだ日本共産党の実力が弱い。そこで、長野市のある団地で毎月1回、2年間も続いている「お茶飲み懇談会」の話を例に挙げながら、「日本共産党が大きくなれば地域はやさしくなる」「暮らしはこう変わる」という話を語りました。うなってしまいました。
うれしかったのは柏崎の義父母も義姉も、それに妻まで演説会に来てくれたことです。途中からの参加でしたので、私の話は聞かずじまいでしたが、みんな、いい表情で聞いてくれました。義父は酸素ボンベ持参です。知り合いの人から、声をかけてもらって、にこにこ顔でした。これでまた、元気が出るでしょう。