文教経済委員会を3日間の審議で終了させるのはやはり無理でした。この委員会は26日に再び開催されることになりました。教育委員会関係で半日ほど通常よりも時間がかかったことが大きな原因のひとつです。きょうのうちに終わらせようと思えば、夜9時、10時頃までかければ何とかなったかも知れませんが、疲れがある中で十分な審議はできないでしょう。残った議案は産業観光部関係の一般会計予算など3つの議案です。2週間ほど先送りされるということは、一般質問が終わってからということになります。委員の質問には新たなエネルギーが注入されるはずです。
きょうは、昨日に引き続き農林水産部からでした。山崎委員が品目横断的経営安定対策の見直しの背景や今後の対応について質問していましたが、共感を覚える内容でした。「戦後農政の大転換」も昨年の参議院選で農家の審判をくだされ、見直しを余儀なくされました。農業の担い手の育成、確保問題に質問が集中しましたが、市の基本条例で示されている農業経営の法人化の促進、家族農業経営の活性化などに沿った方向で方針が整理されていなかったのは納得できないことでした。畜産振興対策では、酪農の危機を意識して20年度目標に、「耕種農家、畜産農家が連携して飼料供給システムの確立を図る」と掲げたものの、飼料高対策は無しでした。武藤委員が、「粗飼料対策を」と訴えたのは当然のことです。
産業観光部関係は26日にも書きますが、きょうは、中心市街地活性化対策事業の審議の在り方をめぐってもめました。基本計画の全容が示されない中では審議できないという意見が強く出されたのです。夕方の6時少し前、委員長は、日程的に見て今日中にすべての議案を審議するのは無理と判断、委員会を閉じました。続きは26日に審議することになりました。中心市街地活性化対策事業に関する議論は白熱化しそうな気配です。