総括質疑2日目。登壇した5人の議員のうち、終りの方の3人は今期限りでの引退表明をした市川文一、仲田紀夫、杉本敏宏の各氏でした。3人とも「最後の総括質疑」であることにふれ、「悔いの残らないように」質問にしたいとのべました。3人は支持政党も属している会派も違いますが、いずれも論客で個性派議員である点は共通しています。最後の定例会の場においても、議員としての仕事を全うしたいとする姿勢は学ばなければならないと思いました。
杉本氏はわが議員団の団長です。新年度の一般会計予算、国保特別会計予算などで市民の願いを実現する立場から鋭い質問を展開しました。市財政危機打開の方向や国保会計の在り方などで、単純に市政の枠内だけで論ずることなく、国の制度改悪と関連付けながらの追及は見事でした。「財政が厳しい、厳しいというが最大の原因は地方交付税の削減だ。元に戻せという主張が弱いのではないか」「国保は所得割ゼロの加入者が多くなってきている。独立採算が原則というが加入者の実態を無視した議論だ。税を35%上げて安定的運営にといっても絵にかいたモチとなる。国に制度改善を申し入れるなど、しっかりものをいう必要がある」。18日の毎日新聞の「風知草」じゃないが、good job!
今朝の新潟日報の投稿欄に吉川区の塚田洋子さんの「父と過ごす時間 大切にしたい」が載っていました。投稿者も、そこの文章に登場するお父さんも知っている人です。施設に入所せざるをえない父親の環境や自分のできることにたいする複雑な思いを率直に書いてあって引きつけられました。そして、入所している特養ホームを時々訪ね、父親と昔話などをする時間を大切にしたいとあります。私と花や写真のことを話す時の、洋子さんのやさしい目が頭に浮かびました。