昨日、きょうと病院から携帯電話があり、その度にドキッとしました。昨日の電話は、ある看護師さんから。父よりも病気が重い患者が入院したし、またこれからも入院する可能性があるので、個室を開けてもらえないかと私に了解を求める電話でした。父は大きな声を出したりして近くの人に迷惑をかけますが、その点、他の患者さんにがまんしてもらえるなら了解です、と答えました。父はきょうの午前、4人部屋に移りました。後でわかったのですが、昨日の時点で入院されたのは、私が知っている人のお連れ合いでした。救急車で運ばれたのですが、昨晩亡くなりました。
きょうの電話も看護師さんからです。父の要介護度は現在4ですが、どうみても5になる、先の話になるけれどもどうするか、ケースワーカーと一緒に話し合いませんかという内容でした。電話をもらい、退院後のことまで考えられるところまでこぎつけたのかと思ったら、何か急に疲れが出てきました。考えてみれば、昨晩も病室で2時間ほどしか眠れていませんでしたから、無理のないことです。新しい部屋には父と同じように声を出す人もいました。新たな環境のなかでも、父はよく眠り続けています。夕方、妻とともに病室へ行きましたが、夜も付き添うには狭すぎると判断し、看護師さんたちにお任せして家に帰ることにしました。年末の入院以来、家族が父の付き添いをしないのは今晩が初めてとなります。