総括質疑2日目。トップバッターだった近藤議員の質疑の中で気になることがありました。ごみ有料化についての市長答弁です。市民から理解してもらえたのかという質疑に、昨年3月時点での、無作為抽出2500人からのアンケート調査では賛成43%、反対46%だったが、秋の説明会時での参加者アンケートでは65%が賛成となった。このことから、丁寧に説明した結果、一定の合意が得られたものと判断しているとの答弁がありました。これは昨日の杉本議員の質疑に対する答弁と同じですが、きょうは「まてよ」という思いがしました。数値の比較にマジックがあるのです。片方は無作為抽出アンケートの数値、もうひとつは、説明会参加者だけのアンケートなのです。そう、もうお気づきでしょう、同じ条件での比較数値ではないのです。これではいけませんね。
きょうの総括質疑は6人でした。それぞれ持ち味のある質疑でした。市長の提案理由の説明を聞いていて、「物足りない。何かが無いな」、そう思ったという小林克美議員。新市建設計画の視点からの総括、市長の思いを問いました。市長のハートはどうであったかと訊かれたのです、豊かな発言力をお持ちの市長ですから、事務方が用意した原稿を離れて自由に語ればいいのにと思いました。首長経験者の矢野議員の質疑は市長のリーダーシップを問うものでした。行政改革大綱の目標として、効率的で効果的な行政運営の確立、実質的な単年度収支の黒字化と貯金26億円以上の維持など4つの大目標をかかげているのに実現したのは1つだけ、あとは実現できなかった。年度途中で実現が難しいということがわかれば、そこで手を打たなければならない。節目、節目での決断、リーダーシップが問われる。市長の思いは空回りをしているのではないか、そう言われた木浦市長、質疑の終わった時点では吹き出る汗をハンカチでぬぐっていました。