昨日、きょうと自治体学校(横浜市などで開催)へ行ってきました。9月議会直前でもあり、議案書や資料を持参しての参加です。電車の中で、教育委員会、農林水産部関係資料を読み、質問すべき事項のチェックをしました。学校では、町田市などで小学校高学年なら読めるようなわかりやすい財政白書を市民の手でつくっているという事例、住民の人たちからの信頼度を高めていくために議会改革をどうすすめるかという話などをしっかり学んできました。9月議会での決算審査にすぐ役立つような話もありました。
1日目のナイター企画では、朝日新聞に登場し、財政分析で全国各地からひっぱりだこの大和田一紘さんの生の話を聞くことができました。それも大和田さんのすぐ隣の席で。「自治体広報では財政について事実は書くが真実を書かないケースが多い」「隣の町との比較を入れると自分の町のことを考えるようになる」「市民が作った財政白書は、行政マンが付箋を付け、赤線をつけて読む。議員は売りに行ってもすぐ買わないが、あとでこっそり本屋で入手している」、豊かな実践例に基づく大和田さんの話に引き込まれました。
注目の議会改革。自治体研究所の『ここから始める地方議会改革』の執筆者が何人か登場して語りました。小金井市の元議長、森戸洋子さんや鎌倉市の元市議、児島晃さんの話の中には上越市の取り組みが紹介されてびっくりしました。また、分科会で司会をした自治体研究所の竹下さんが面白い紹介をしてくださいました。北大の神原ゼミで、栗山町の議会基本条例を学生に見せ、感想を聞いたところ、「当たり前のことが書いてある」との声が返ってきたというのです。栗山町議会が示したものは、首長と議論する、住民と対話する、議員同士で議論するというごく当たり前のことです。評価していただいた上越市議会でも市民からみておかしいことはまだいくつもあります。
きょうの朝の新聞折込で、旧吉川町議のN氏が来春の市議選に出馬することを明らかにしました。市長と対立する「確かな野党」ではダメ、市との連携を基礎にした地域づくりを。2年半前の増員選挙で吉川は大きく振り子が振れたが元に戻ると信じているとありました。私はこれまで市議会で、市長に対して良いことは良いと言い、悪いことは悪いと言うスタンスでのぞんできました。常に市民の願いをどう実現するかを考え、努力してきました。まだまだ不十分さはあるとは思いますが、住民要求実現でも議会改革でも全力をあげてきました。負けてなるものですか。