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殆んど報道されない上越市の地震被害

 「やはり現場は見るに限る、ですね。上越市もかなりの被害だったことがわかりました」こういうメールを送ってきてくれたのは竹島良子県議です。きょうは竹島県議だけでなく、日本共産党の被災者相談センターのメンバーである有坂哲夫さんや五十嵐前県議も、柿崎区と吉川区に入り、中越沖地震被害の状況を視察しました。私は柿崎区の総合事務所から同じ車に乗って案内したのですが、ブルーシートがたくさん屋根に乗っている姿を見てまず、びっくりされていましたね。
 住家は、吉川区で「一部損壊」「半壊」「全壊」という被害認定されたところを4軒視察してもらいました。被災された家ではかならず、「たいへんでしたね。私たちも応援させてもらいますから、頑張ってください」と激励。竹島さんたちは中越地震の経験があるので、どういう部分に注目して視察すべきかを知っていて、基礎部分の亀裂や柱の微妙なズレなどをチェックしていました。被災者からは、「いまでも音に敏感に反応する。不安でよく眠れない」「このままでは冬が越せるか心配だ」などといった声が寄せられました。
 柿崎区では地場産業被害の典型のひとつ、yoyogikujyouzou0708021.jpg代々菊醸造(「よしかわ郷」「吟田川」などで有名な蔵です)を視察しました。きょう、新潟日報の上越版や上越タイムスに掲載されていましたが、酒のタンクのある蔵に入らせてもらい、「これは深刻だ」と思いました。あちこちで壁は落ち、柱も傾きがあります。建物そのものを秋までに何とかしないと次の造りに間に合いません。私がおじゃましているという情報が伝わり、専務さんからは出先から電話で、「住宅とも一体になっている。ぜひ支援してほしい」と訴えられました。専務さんからの切実な訴えは竹島県議にも直接伝えてもらいました。国県や市での支援の道を探りたいと思います。
 上越市の被害状況はきょうも地元紙や日報の地域版には載ったものの、もっとも深刻な状況が広がっている柏崎市などの被害に隠れてしまい、全県、全国にはほとんど伝わっていません。上越市内にも支援の手を求めている市民や業者の皆さんがたくさんいることをもっと知ってもらう意識的な取り組みをしていかなければと思っています。きょうは、「しんぶん赤旗」記者の村上さんからも取材に来てもらいました。明後日にはきょうの視察の内容が掲載されることでしょう。私のHPでは、「上越市における中越沖地震被害関連写真」に新たに5枚追加しました。「中越沖地震被害関連写真その3」をごらんください。


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2007年08月02日 00:00に投稿されたページです。

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