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あべこべ政権

 「うまい。座布団1枚!」つい、そういう声をあげたくなったのは日本共産党参院比例代表候補の井上さとしさん(現参院議員)の挨拶を聴いた時です。きょうの新潟県党の全県活動者会議で最初に挨拶に立った井上さんは、国民の暮らしを破壊し、改憲をめざす阿部政権の最近の動きについて、じつに分かりやすく告発しました。いま、1年間に100億円以上納税している高額所得者は日本に7人いるが、阿部政権はこういう人たちに1人あたり28億円もの減税をしようとしている。その一方で、交通費を1円でも減らそうと自転車に乗って節約に節約を重ねているような労働者の税金は上げる。このような阿部政権は「アベ政権」と言うより「あべこべ政権」じゃありませんか。自分たちのやっていることが間違いだと分からないなら、国民の声で分かってもらうしかありません。こう述べて参院選への決起を訴えました。
 きょうの会議は、一斉地方選の教訓を参院選に生かす立場で引き出し、勝利に向けて意思統一を図るのが目的です。感動的な話がいくつもありました。定数2の選挙区で票を大量に伸ばしながらも議席に届かなかった五十嵐完二前県議、選挙後、新潟市木戸地域の後援会が取り組んだ「山菜を食べる会」では「上を向いて歩こう」を歌い、「いまの僕の気持ちです」と語っていたと後援会ニュースにありました。その五十嵐さん、「悩みに悩んだ末、4年後の議席奪還を目指すことにしました」と述べ、いま、1軒1軒訪ね、お礼の挨拶と参院選の支持を訴えているといいます。会場からはじつに大きな拍手が起こりました。旧小国町から長岡市議に当選した細井良雄さんは、後援会ニュースを全世帯の4分の3まで広げ、全集落を対象にした懇談会を重視した経験を語りました。改めて、宣伝活動とともに、組織活動でも他党を抜く活動の量と質が求められていることを浮き彫りにしました。そしてもう1人、頸城支部の上野公悦さん、「いつも元気、さわやかな上野です」と切り出し、選挙を闘う度に組織を大きくしている経験を語りました。お連れ合いが地区委員会に送信したファックスを紹介し、「選挙をたたかってよかった。いつも明るく、楽しい支部活動をやっていきます」。上野さんの話を聞いていると、いつも気持ちが楽になり、元気になりますね。このほか、書ききれませんが、大勢の人から元気をもらいました。
 夕方、わが愛車にニセアカシアの花房を2つほど入れました。ここ数年やっていることですが、こうすると素敵な甘い香りが車の中に漂うのです。有効期間は3日間くらい。匂いがしなくなったら、また新しい花を入れる。これから10日間ほど楽しめます。最近、市役所に通う約40分間、高橋真理子のCDを聴いています。これに加えて、今度はニセアカシアの匂いを味わう。農村ならではの「ぜいたく」な生活です。


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2007年05月26日 00:00に投稿されたページです。

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