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串餅づくりが話題に

 うれしいことがあったり、かなしいことがあったり。人生はまさにいろいろなことがあります。夜、柏崎市内の病院で付き添いをしている妻から電話がありました。一昨日、自呼吸を再開した義父が順調に回復し、おかゆを食べるまでになったというのです。会話も少しはできるようになったとも。妻の「順調だわ」の声にもうれしさがにじんでいました。肺の機能は元通りにならないにしても、ここまで回復するとは夢のようです。よかった、よかった。
 きょうは早朝に「しんぶん赤旗」日刊紙を配達した後、午前7時から葬儀の準備の仕事を中心に動きました。市役所総合事務所で届けごと、初七日の後のお斎の会場となる割烹との打ち合わせで家の近くまできたので、10分間くらい時間をとって伊勢崎市からやってきた従兄たちとも会うことができました。葬儀のある尾神の親戚では、尾神岳から湧き出る水を生活用水に使っています。そのためだけではないでしょうが、炊いたご飯をとてもおいしくいただきました。山菜もたくさんあって、きょうは、焼きたての竹の子(細い山竹)をいただきました。こちらもうまかったです。
 亡くなったHさんは1年に1回、いろりに火を入れ、ここで串餅をつくりました。正月の2日です。その串餅づくりの思い出を持つ人たちがいろりのそばでHさんのことを語り合いました。その時、Sさんが、「あら、こんがなところに『渡し』があるわ」と言って、見上げると、いろりの上や近くの壁に、みんなの目が集中しました。餅を焼く「渡し」など昔懐かしいものがいくつもあったからです。私も一度だけ、串餅をご馳走してもらったことがあります。くるみ入りの味噌をぬって差し出された餅の味はいまでも憶えています。(写真の左の鉄製のものが「渡し」)


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2007年05月09日 00:00に投稿されたページです。

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