« 串餅づくりが話題に | メイン | 葬儀で思わぬ出会い »

にいがた自治体研究所が山村集落視察

 にいがた自治体研究所幹部が高齢化が進んで集落機能の維持等が困難となってきている山間地の集落の実態を調査するために吉川区、柿崎区を訪れました。訪れたのは長崎明理事長(元新潟大学学長)など5人。案内役を私と地元の研究所会員が務めました。上越市が昨年度実施した集落調査結果が数日前出たばかりでしたので、データもからめて説明できるという、ちょうどいいタイミングでの調査でした。
 まず最初に入ったのはすでに誰も住んでいなくなった半入沢集落。家屋が崩れ、田が荒れ、ごみ捨て場になっている様子を見た一行はびっくりしていました。山菜採りに入っている人がいるのを見て、参加者のひとりは「もてはやされるのは山菜採りの時だけか」とつぶやいていました。その後、1世帯だけとなった名木山集落、10世帯だけとはいえ農業生産法人を作った石谷集落、JA川谷店、上川谷集落を訪れました。
 上川谷集落では農繁期にもかかわらず懇談会を行わせてもらいました。一番心配なのは何かとの質問に、すぐ返って来た答えは「冬期間、病人がでないかどうかだ」でした。いくら除雪道路といっても夜間降り続けば、除雪しなければ医者に行かれない、急病人が出た時が心配だということでした。調査に訪れた人の中には元新聞社の方もいて、話を引き出すのがとても上手。集落からの懇談会参加者はよく語り、よく笑いました。
 大島区で昼食をとって、午後からは尾神集落、坪野集落、そして柿崎区に入り、旭平集落、東横山集落、そして再び吉川区に入り、後生寺集落を視察しました。駆け足でしたが、「来てよかった。集落ごとに実態も雰囲気も違っているのがよくわかった」などの感想が寄せられました。(写真は柿崎区の旭平。家はあるが農作業をするために残してあるだけで、ふだんは誰一人住んでいない集落)
 「私の好きな風景」に3枚の写真を掲載しました。また、「春よ来い」第78回「靴」もアップしました。ご笑覧ください。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hose1.jp/mt/mt-tb.cgi/1337

コメントを投稿

(TypeKey でサインインしたコメントは即時に、それ以外は承認後表示されます。)

概要

2007年05月10日 00:00に投稿されたページです。

前:串餅づくりが話題に
次:葬儀で思わぬ出会い

過去の投稿

小さな町の幸せ通信