6日からはじまった通園バス制度統一についての保護者説明会。対象となる28保育園のほぼ半分で終わったといいます。通園バス制度の統一についての手続き、対応は保育園児をかかえる人たちにとって大事な問題ですが、これはこれから本格的な動きが出てくる通学バス制度統一にも影響を与えていきます。私は、何よりも現場の声をしっかり聞いて対応したい、そんな思いで、これまで吉川区、柿崎区、頸城区などの9園の説明会を傍聴してきました。
各区によって制度が違い、統一がテーマになっているのですから、ひとつの園の説明会に出ただけでは保護者の考え方、願いの全体的な傾向をつかむことはできません。そのことを再認識したのは、柿崎区での説明会でした。ここでは5つの園の保護者を一箇所に集め取り組んだのですが、これまで利用者の負担がゼロだったこともあって、11人もの保護者から「月単位でバスを利用することはできるか」「通園バスのバス停を増やしてほしい」など質問、要望が相次ぎました。月額2000円の負担がある吉川区内2園の説明会とは雰囲気もずいぶん違いましたね。
きょう説明会があった大島保育園も利用者負担ゼロですが、ここでは、中山間地に立地している保育園の将来を考えるきっかけを与えてもらいました。園児数わずか32人という小規模保育園です。説明会では、「子どもが少なくなっても通園バスは運行してもらえるか」「通園バスを利用する子どもが少なくなれば負担は上がるのか」などといった質問が出ました。こうした質問を聞きながら、いまのような出生率なら5年後、10年後はたいへんだなと思いました。保育所のあり方も遠からず議論せざるをえないと思いました。
説明会が終わってから市村市民生活部長などと事務室で懇談しました。地域協議会への提出資料をどうするか、説明会での説明の進化・発展など通園バス制度についての話だけでなく、山菜、山野草、合併協議会のことなども話題になりました。事務方として合併協議会に出ていた人が2人もいるのにはびっくりでした。懇談をしている最中、2階からは園児たちの歌声がオルガンの音とともに聞こえてきました。いいもんですね、オルガンと子どもたちの歌声は。そうそう、私の親戚筋にあたる若いお母さんたちにも会いましたよ。「帰りに家に寄ってってください」のひとことがうれしかったです。