とうとう1月も最後。しかし、わが家の周りには雪が「ひとっぱ」もありません。56年の人生で初めてのことです。マスコミなどでは「大暖冬」という言葉が使われるようになってきていますが、まさに一級の暖冬です。もちろん除雪機はまだ一回も使っていません。ふきのとうはどんどん出てくるし、この調子だと、わが牛舎のそばにあるマンサクが近いうちに花を咲かせるのではないかな。「しんぶん赤旗」の記者がマンサクの花が咲いたらすぐに教えてほしいと言ってきているので、毎日観察を続けています。
きょうは午前中に市議会の新幹線・交通対策特別委員会があり、その後は2月の上越民報号外の編集で選対の係りと共に印刷屋さんと打ち合わせをしたり、写真を集めたりと大忙しでした。わが家と印刷屋とを2往復して、夜はまた取材に出る。こんなことをやっていたら、眠気が激しくきて、ダウンしてしまいました。
このところ、うれしいのは、『春よ来い』を読まれた方からメールや手紙が毎日のように来ることです。どういうわけか女性からのものが多いのですが、昨日は男性の方から手紙が来ました。手紙としてはこの男性からのものが初めてです。「全文、これふるさとへのオマージュ(賛歌)に貫かれた本書は、さわやかであたたかく、帯の近藤さんのことば通りに時にホロリとし、何度か瞼が潤みかけました」こういった身に余るおほめの言葉に続いて書かれていたのは、本に登場した人とのかかわりです。大和町の元酪農家・山口将治さん、古厩忠夫さん、佐藤誠朗さん、真壁仁さんなど、私と付き合いのあった人とこの方も交流があったということです。世間の狭さを改めて感じましたが、私の知らなかった過去のドラマがいくつも書いてあって感激でした。本を出すと、このようないいこともあるんですね。