朝になって一番の関心事は父が歩けるようになるかどうかでした。昨日の様子では、簡単にはいかないと思っていたのですが、母に手伝ってもらってトイレまで何とか歩いたと聞いて安心しました。ぐっすりと休んだのが何よりの薬になったようです。そして、父のベッドの所へ行って、「どうだね、調子は?」と声をかけたら、「なんだ、とうちゃんか」と言って笑顔を見せてくれました。
赤ちゃんが生まれてから、家族は、笑ったとか、はったとか、歩き始めたなどと言っては喜びます。それと同じようなことが要介護の人間をかかえた家庭では話題になるんですね。私の祖母は生まれる前に亡くなっていますし、祖父は病気を出してから1週間で亡くなりましたので、いま、父の介護を通じて見聞きすることは初めてのことだらけです。
昨日ときょうは新年になって最初の「しんぶん赤旗」日曜版の配達です。役所を除いて、すべて新年の挨拶をしながらの配達となり、結構時間がかかりました。でも、雪が少ないだけ助かります。それに、「ビラで読んだ時とはちがった味があるね」「息子がこたつで1人笑いをしているので何をしているのかと思ったら、おまさんの本を読んでいたがど」など、『春よ来い』のことを語ってくれる人も何人もいて、いい気分で仕事ができました。
新刊『春よ来い』は先月20日に出たのですが、HPで紹介してくださる方が相次ぎ、とても助かっています。最初は先月21日の上野公悦市議団事務局長の日記、つづいて今月の8日には法政大学の五十嵐仁教授が「転成仁語」でたっぷりと紹介してくださいました。また昨日は、長野県松川村の前村議、井川のぶ子さんの日記でも読後の感想を書いてくださいました。こうしたいろいろな人たちの応援のおかげで、上越タイムス紙での今週の本のランキングでは6位に浮上しました。感謝です。