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一転、賛成へ

 12月議会の最終日でした。市長の給与を30%、2ヶ月カットする追加議案をめぐる質疑は緊張感あふれたものになりました。議場がピーンと張り詰めた空気になる、しかも長時間、その状態が続くというのは久しぶりでした。質疑を行った市民クラブの本城議員、日本共産党議員団の杉本議員、ともに疑惑解明にふさわしい質疑を展開してくれました。14日の市議会全員協議会の時に、日本共産党からの質問は私にやらせてくれないかと杉本議員に言ったのですが、あの日も、きょうも杉本議員にゆずって良かったと思いました。疑惑追及ということになると、しっかりとした論理の展開が求められます。私にはなかなかできないものを持っているなと思いました。
 自民党上越支部への企業・団体献金をめぐる注目点は2つありました。1つは、市出資の企業や市が奨励金などを出している企業の不正献金。もう1つは、木浦政経事務所など木浦陣営に献金するために上越支部を「迂回」したのではないかということです。14日の市議会全員協議会では、「献金は寄付者の意思がポイントだ。今回のものはあくまで自民党支部への献金だった」などと、市長は自己保身のためと受けとれる説明、答弁を繰り返していました。これじゃだめだなと思いました。だから、追加議案については反対討論をする準備をしていました。
 総括質疑、委員会質疑が終わった段階で採決を前にして15分休憩しました。市民クラブの田村委員の申出によるものでしたが、市民クラブも日本共産党議員団もこの15分間で議案に対する態度表明を最終的に決めました。どちらも、賛成ということになりましたが、これまでの流れからいって、討論ではなぜ賛成したのかを言わないといけません。市側が真相解明を続けるとした点、もし、市長の責任にかかわる新たな事実が判明したら、それも議会に諮っていくとしたこと、さらに、不正献金をした企業に対しては市としてできる措置をとるとのべたことを評価して、賛成理由にしました。それにしても土壇場で議案の態度を変更するのはきつい。討論では、原稿ナシにしゃべるはめになりました。
 家に戻ったら、党中央委員会発行の『議会と自治体』新年号が届いていました。先月、党本部で行ったHPについての座談会も載っています。さっそく開いて、もう一度読んでみました。やはり、自分が登場しているものを読むのはうれしいですね。私の顔写真は、人間性があらわれるのか、どうしてもボーッとしている感じになってしまいますが、今回もそうでした。ま、そんなことはどうでもよいことです。私たちの座談会を読んだ人たちが、「よし、HPを開設するか」という気持ちになってくれればいい。


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概要

2006年12月21日 00:00に投稿されたページです。

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