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文教経済常任委員会

 今定例会では文教経済常任委員会が委員会審議のトップです。教育委員会、農林水産部、産業観光部関係の議案が付託されていますが、きょうは教育委員会関係で活発な議論が行われました。1つは「安全・安心な学校づくり交付金」での各種工事です。これまでの補助金制度を活用した工事から同交付金による工事に移行する初めてのケースです。交付金制度でどう変わるか、市としてはどういう基本方針・基本計画を持っているか委員会に示して議論するのは当たり前のことです。安塚小学校のグランド整備などの工事に反対する者ではありませんが、全体の基本方針・計画を示せと強く迫りました。資料を整理して後日提出するということで決着しましたが、今後、こういうことのないように、他の部局でも気をつけてほしい。
 付託案件ではありませんでしたが、市の総合教育プランの中間報告をめぐっても活発な議論が展開されました。仲田委員がわかりやすい教育目標の設定、子どもの目線に立った計画作りの重要性を強調し、説得力のある議論を行いました。また早津委員はいじめを許さない、いのちを大切にする教育についてのべました。私はというと、児童生徒がこの計画作りに直接参加することを保障するよう求め、地域における教育推進会議の役割についても言及しました。番外でもいい発言が続きましたね。吉田議員は「いま大切なのは生きる技術ではなく、生きる心を教えることだ」と上越の大地に住むすべての動植物に思いを寄せて教育を熱く語りました。田村恒夫議員は、現行教育基本法を守れの立場から教育基本法改悪の動きとの関係を問いました。
 残念だったのは、品目横断的経営安定対策の見直しと米価安定を求める請願が不採択となったことです。私が紹介議員になったのですが、質問もなく、反対の意見表明もまったくないなかで、起立採決したら不採択。請願者が傍聴していたら、何と言うでしょうか。終わってから、ある議員が私のところへやってきて言いました。「これじゃ、上越の農業も終わりだな。ブランドづくりどころじゃない」。


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2006年12月07日 00:00に投稿されたページです。

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