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厚生常任委員会

 朝8時45分から1時間余りいわゆる「質問取り」でした。これは、一般質問などで何をたずねたいのか、関係課長等が質問者から聞き取り調査をすることをいいますが、私は率直に言って、この「質問取り」が苦手です。私の場合、どちらかというと、質問通告をしたあと、登壇するまでの間にぐつぐつと質問内容が煮詰まっていくのです。きょうは、ここまでの到達したレベルで課長などに説明しましたが、市道の整備、原発、広報、学校給食の4つの大項目で1時間近くしゃべり続けてしまいました。でも、このおかげで、質問のポイントが自分なりにだいぶ整理できました。
 きょうは厚生常任委員会です。一番注目したのは後期高齢者医療制度創設に伴う広域連合の議論でした。樋口議員が一昨日の総括質疑で、住民の声、意見を反映できるのかなどきびしく追及していましたが、委員会では、保守会派の委員からも、「対象者の不安を取り除くべきだ」「資料を配って、よく納得してもらってから(新たな制度に)入っていくべきだ」など慎重な意見がだされました。先日のNHKの特集番組で、医療にかかれない人たちのことが取り上げられていました。いのちにかかわる深刻な事態が広がっています。この制度がそれを加速することになるのではないかと心配している人が少なくありません。
 福祉有償運送に関する質疑も活発でした。市内では6つのNPO組織がこれに取り組んでいますが、よしかわたすけあいに代表されるように困難にぶつかっています。登録会員がなかなか増えない、会員になっても利用がいまいちだ。ボランティア組織とはいえ、財政的な支えも必要です。こうした団体に行政としても支援の手をという声が相次ぎました。また、福祉有償運送は、利用が障害者、要介護認定者など移動制約者だけに限られているので、これまで利用していたお年寄りの一部を切り捨てる結果になりました。これも深刻です。午後、健康福祉部長と話をしましたが、きょうの議論を踏まえ、NPO団体など関係者と対策を協議していくことにしました。


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2006年12月08日 00:00に投稿されたページです。

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