市の男女共同参画推進センターが主催した講座に出てきました。昨年は議会の委員会視察と重なったことから参加できず、今回が初めての参加となりました。テーマは「議員と語ろう 男女平等」パートⅢ~進めよう 男女共同参画 家庭と地域から。これなら出ないわけにはいきません。議員の参加者は約20人、議員でない人は30人くらいだったでしょうか。初めて会う人が大勢だろうと、名刺をたくさん持って行きましたが、旧町村の議員や団体役員など知っている人がほとんどでしたので一枚も使いませんでした。
約2時間にわたってグループ討議をやり、発表する形ですすめられました。おもしろかったのは、一番最初に資料として配布された役割劇のシナリオの朗読です。シナリオは、ある町内会が会長の改選期を迎えてみんなで話し合い、女性の会長さんが誕生するかもしれないというものですが、8人の登場人物の役を割り振って朗読したら、自分の考えとまったく違うことをしゃべることになったり、共感を覚えるセリフもある。みんなで「うーん」と声を出したり、笑ったり。誰が企画したのか知りませんが、堅苦しくならずにいい雰囲気で話がすすめられました。
私のグループでは、町内会の役員の中で女性を増やすにしても町内会そのものに運営上の問題があることや家庭での男女平等がすすんでいないことがネックになっていることが浮き彫りになりました。規約のない町内会があるかと思えば、あっても意識改革が進まず「男性でないと役員はダメ」というのが根強く残っているところもある。家庭で夫婦が共同して家事や育児などに取り組まないかぎりは、役員はやれないなど課題が具体的に見えてきましたね。私たちのグループでは、男女共同参画を話し合う会合では今回のシナリオをどんどん使いましょうよ、という提案もしました。