きょうは自治基本問題特別委員会でした。前回の委員会開催から10日目です。各会派で意見の調整をして委員会に臨むことになっていますが、なかなかその時間がとれなくて苦労しました。きょうの委員会では住民投票制度についてだけで、1時間の議論となりました。「議会としては全会一致の結論をだしたい」という思いからの、栗田委員長のねばりづよい運営が印象に残りました。次回には結論が出るでしょう。
前回から今回の委員会の間に川崎市の条例検討委員会でだされた資料が全委員に配布されていました。この資料は、個別設置型住民投票制度と常設型住民投票制度を比較したものでですが、きょうの委員会の議論に大きな影響を与えたように思います。私が「資料を読んで改めて常設型がいいと感じた」と発言したのに続いて、自民クラブの市川委員が「よりベターなものは何かという観点でみるべきだ」と常設型導入を主張し、これまで常設型とは違う選択を言っていた会派の中にも常設型の制度の方がいいように思えるとの声も出ました。
前回の委員会でわが党議員団の杉本議員が番外で発言したように、個別設置の場合は、まず住民投票すべきかどうかでエネルギーを使い、常設型の条例と比較すると、住民投票実施の可能性は一般的には低くなってしまいます。住民本位の市政運営、住民参加の重要な形態のひとつとして住民投票制度を考えているのですから、ベストの条例にしたいものです。