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一転、入院中止

 なんということでしょうか、入院することになっていたその日の診察で、父は入院するまでもないと診断され、通院して様子を見ることになったのです。おそらく、点滴が効いたのでしょう、昨晩からご飯を食べ始め、きょうは朝から普通に食べられるようになりました。昨日から父は「オレは入院しない」と頑張っていましたが、その気持ちが好転をもたらしたようにも思えます。午前には理髪屋さんに行き、髪も顔もきれいにしてもらいました。担当の医師からは、昨日よりもいいねと言われ、次々と出された質問にも的確な答えを出していました。まともに答えられなかったのは、きょうの日付と前回病院に来た日だけでした。
 きょうは、入院ということで、母も同行しました。長女は入院に必要な物をすべて準備してくれました。弟も仕事場から家に駆けつけ、入院を説得してくれました。入院することになっていたのは老人病棟です。母や長女とともに見学させていただきましたが、父よりも具合が悪そうな方がたくさん入院されていました。案内してくださった看護師さんはとてもやさしい感じで好感が持てました。でも、家族の顔が父の前から消えた時にどうなるかちょっと心配になりました。父の性格から言うと、「家に帰る」とわめいて迷惑をかけそうな気がしたからです。
 入院が中止になって大喜びしたのは父でした。「医者の面接試験に合格した」と言って喜ぶ姿を見て、みんなで笑いましたが、正直言ってホッとしました。これまでも、父の病状は良くなったり、悪くなったりしています。今回の好転がそのままいくとは限りません。でも、いい時ぐらいは自分の住みなれたところで楽々させてあげたいと思います。入院中止が決まってから、弟や妻などに連絡しましたが、みんなびっくりでした。妻からは、職場から「よかったね」とメールがきました。


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概要

2006年10月17日 00:00に投稿されたページです。

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