上越市と妙高市の造り酒屋を合わせると19あります。ほとんどは辛口で人気のある地酒ばかり。きょう、この造り酒屋が高田の本町通りに勢揃いしました。この酒のほかに、川上善兵衛が日本で最初につくったといわれる岩の原ワインがあり、特区で、これまた日本最初の公認となったどぶろくもある。さらに地ビールも。第1回の越後・謙信SAKEまつりは賑わいましたね。試飲コーナーがあり、酒やワイン、地場産の酒饅頭、寿司などの販売も行われていました。
このまつりの契機となったのは、越後よしかわ酒まつりです。ここに参加した木浦上越市長が市内全域の酒屋を集めてこうしたまつりをしたいと関係者に働きかけたと言われています。それが妙高市も加わって、ひろがりました。参加してみて、改めて思ったのは、上越地方は酒の郷であることです。大勢の杜氏が全国各地に出かけ、酒造りをする「頸城杜氏」の郷であるだけでなく、地元でも酒造りが盛んなところである。しかもいい酒が多い。これを全国に発信していくことはこれまで弱かったと思います。
まつりの中央舞台は大和デパート前。ここでは謙信太鼓や酒造り唄などが披露されました。酒造り唄は父がいくつも知っていて、よく唄っていたこともあって、何度聞いてもいい。きょうは保存会の人たちが揃いの法被を着て、唄っておられました。このなかには吉川区の長谷川和作さん、高倉一郎さんの姿もありました。いつも越後よしかわ酒まつりなど地元吉川で聴いていたのですが、こういう場で聴くのは初めてです。なにか遠征試合に出た地元チームを応援するような気分でした。