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総括質疑2日目

 総括質疑2日目でした。きょうは5人が登壇しました。1日目と合わせると8人登壇したことになります。これはおそらく上越市議会史でも初めてなのではないでしょうか。8月15日に最大会派の政和クラブが分裂して4会派になったことで、上越市議会の会派は議長を除いて9会派(日本共産党議員団、公明党は正式には党)になりました。まさに多会派時代到来です。
 政和クラブの分裂で新たに結成された4会派も、それぞれ代表を立てて総括質疑を行いました。新聞報道では「市長与党としてこれからも連携していきたい」というある議員の談話が掲載されていましたが、きょうの質疑では微妙な違いを感じさせるものがありました。新会派の1つ、毘風の早津議員は財政健全化の取り組み、防犯安全安心まちづくり条例制定の趣旨などをオーソドックスな形でただしていました。きょう、登壇したもう1つの新会派、自民クラブの小林議員は、合併後初めての通年決算について、「プラスだけでなくマイナスもあるはずだ」とマイナス面も明らかにするよう市長に再三迫りました。この違いは質問者の個性からくるものなのか、それとも市長に対するスタンスの違いからきているものなのか。
 市が今回提案した防犯安全安心まちづくり条例についての質疑はきょうも活発でした。市政会議の矢野議員は、「監視社会を助長しないか」「地域社会を壊すことにならないか」と問題提起し、同じ上越市でも人口密集地帯と農村山間部では安全安心の対応が違うとのべました。同議員は犯罪の最大の抑止力は警察力の強化だとも指摘しましたが、視点は新鮮でした。わが議員団の杉本議員は、まちづくりの視点から、まちづくりのそもそも論を展開しました。敵からの守りを意識した城下町高田の街の造り、学校の敷き地内に遊歩道を設置する話など、注目されました。安全安心の取り組みの議論をさらに深めていくうえで、きょうの質疑はいい刺激になるでしょう。
 きょうは思ったよりも早く質疑が終了したので、いつもより1時間以上も早く吉川区に戻りました。吉川中学校の近くの道路を走って目に入ってくる風景は毎日変わります。五百万石の稲刈りは好天に恵まれ、どんどん進みましたね。もう、終わりに近づいた感じです。


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2006年09月04日 00:00に投稿されたページです。

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