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厚生常任委員会2日目

 厚生常任委員会の2日目でした。昨日に続いて健康福祉部関係の決算、条例などで論戦が行われました。
 小泉内閣の「改革」で最も泣いているのは生活困窮者です。樋口良子議員が扶助費に関連して、「実態をよくつかんで、制度改善に向けて声をあげるべきだ」と力説しました。同議員とは同じ控え室ですが、彼女を頼りに生活相談をしてくる人がたくさんいます。「夏場でも風呂を3日に1回にしている」など控え室で聞いた生の声を紹介した訴えに、中川助役は、「私どもではいかんともしがたい事務だが、実際の生の声をお聞きして、市長会などの場面で私どもの考えを上に伝えていく」と答えていました。
 基本健康診査事業が今年も問題にされました。基本健康診査、市民健康診査、どちらも昨年度より受診者が減りました。大潟区選出の柳沢議員が健康診査の通知方法の改善を迫りました。また、同区選出の内山議員も「楽しく元気な社会を築くには予防にウエイトを置くことが大事。関係者全員が受診できる体制づくりを」と訴えました。市は「夕方健診」「女性のための総合健診」などを含めて積極的だとみていたのですが、受診者数が減っていることは大きな問題です。
 夕方、児童文学者の杉みき子さんの『くびき野ものがたり』(上越タイムス社刊)の出版記念パーティがあり、早めに会場に入りました。そこで樋口議員から携帯電話で委員会情報が伝えられました。「身体障害者補装具等自己負担額助成に関する条例の廃止」をめぐって、委員から怒りの声が上がっているとのことでしたが、きっかけは同条例の廃止を既定事実化して市の広報に載せたことにあります。先日、私がこれに気付き、「こんな議会軽視を許してはダメだよ」と言っておいたのですが、委員の怒りは当然です。
 さて出版記念パーティは盛大に行われました。ものがたりは、上越タイムスに連載されている時から愛読していましたが、ふるさとを愛する多くの人たちに読んでほしいですね。杉さんは「ものがたりはひとりで書いている気がしなかった。妙高山など郷土のすべてが語りかけてくる言葉を翻訳して書いた。まだタネがいっぱいある。これからも書いていきたい」とのべておられました。これからが楽しみです。会では、高校が同窓である小中学校の校長さんたちや小川未明童話会の方などと親しく懇談させていただきました。
 きょうも雨。稲刈りは2日間ストップしました。


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2006年09月06日 00:00に投稿されたページです。

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