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父が腰椎圧迫骨折

 家族から携帯電話が来るとドキッとすることがあります。父や母に何かあったかと心配になるのです。きょうも新潟から列車に乗って柿崎に向かっているときに長女から電話がありました。不安は的中。父が腰椎を圧迫骨折して熱を出し、病院へ連れて行ってきたというのです。全治1ヶ月。入院はしないで通院で治すとの医者の説明だそうです。母によると、朝、寝室で「ドデーン」という音がしたとのことでした。どうやら、その時にやったらしい。長女からは、わが家は風呂場、玄関など段差がいっぱいあり、転びやすいので、手すりをつけたりなどの改造をしないとダメと言われました。
 きょうは新潟で全県党議員会議でした。井上哲士参院議員の講演を初めて聴きましたが、よく準備されていて、住民運動と結んだ国会での論戦が生き生きと語られました。議会での質問は国民の苦難の解決や願い実現に役立つように錬る。この当たり前のことをちゃんとやらなきゃ、と改めて感じた次第です。私の方は杉本市議団長から、「子どもの安全に関する調査と活動」について発言するように要請されていて、行きの列車の中で準備していったのですが、田村自治体部長から会議の場で「強く大きな党づくり」について発言を求められました。でも準備無しの発言はなかなかうまくいきません。まとまりのない発言になってしまいました。
 帰りの列車の楽しみは読書ができること。今回は新潟駅の文信堂で相田みつをの『いのちのバトン』(角川文庫)を購入して一気に読みました。この本では、相田みつをの作品ひとつごとに作家である立原えりかの解説が載っています。いつも、相田作品は読むたびに考えさせられることが多く、感動しますが、立原えりかの解説もわかりやすく、素敵な文章でした。よく調べてあって、見事だなと思ったのは「蜩(ひぐらし)」という作品の解説でした。みつをのお兄さんは戦争に行って若い命を奪われました。子どものころ、お金が無いので飴を買わずに兄弟で紙芝居を見ていた時、弟がいるので逃げられず、お兄さんは紙芝居のおじさんにみんなの前でなぐられます。夏の夕方の、蜩のカナカナという声はセミとりに連れて行ってくれたお兄さんを思い出させたのでした。


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2006年08月23日 00:00に投稿されたページです。

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