午前9時から県道新井柿崎線整備促進議員連盟の現地視察でした。どこでどんな整備が必要か、あらかじめ各区選出議員から出されていた報告である程度分かっていたとはいうものの、やはり現地は見るものです。三和区錦の十文字付近、県道に歩道がないため、子どもたちは通学で田んぼ道を歩くといいます。青野十文字付近も、わずか100メートルほどですが歩道がない。こちらは冬になれば吹雪が子どもたちを襲います。県の担当者の説明の中にも、「歩道除雪機械の数が少なくて困っている」というのがありました。財政危機下の予算編成では、県民の命にかかわる予算を最優先すべきだということを強く感じた視察でした。
郵便局の集配業務再編が大きな問題になっていますが、午後からは、日本共産党参院国対委員長の井上哲士議員、樋口市議などとともに「郵便の父」と言われている前島密の記念館を訪ね、樋口嘉和館長から説明していただきました。前島密は郵政事業を創める時、収支がトントンであればいいとしていたという話を聞き、利潤追求第一主義に走った小泉「改革」の不当性を再認識しました。その後、全国特定郵便局会の会長であった上越商工会議所の田中弘邦会頭と懇談しました。田中さんは、「民営化法案を決めた後、郵便局を具体的にどうするのか制度設計ができていない」「郵便局のネットは日本社会の良さをつくってきた」などと発言されていました。正規の懇談会が終わってから、樋口館長の話になりました。「よく勉強されていて説明がとてもうまいですね」という声が出ると、田中さんは「講演会も頼まれているようですよ」。樋口館長さんは吉川区在住、地域おこしの活動でも熱心な方です。吉川区の方が区外でも活躍されている姿を見るとうれしくなります。
夜は高田日活で久々に落語を楽しみました。生の落語を聴いたのは、おそらく30数年ぶりかと思います。今回は、上越市の家族を紹介した、先日の「鶴瓶の家族に乾杯」の続きのようなもの。番組に出た鶴瓶、昇太に、地元出身の白鳥も加わって大いに盛り上がりました。会場となった高田日活は明治期に建造されたといいますが、なかなか雰囲気がいい。日活のポルノ映画だけをやっているんではもったいない場所です。懐かしい映画、漫才などにもぴったりです。