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道中ろまん

 早朝の5時半、「しんぶん赤旗」日刊紙の配達に出ようと玄関まで行ったら、1人の男性が訪ねてこられました。隣の柿崎区の方です。朝から何事かと思ったら、「柿崎の図書館で『幸せめっけた』読ませてもらった。とても感動したのでキョウダイに送ってやりたい。どこへ行ったら手に入るか」とのことでした。おそらく、早朝なら私が搾乳の仕事をしていて、まちがいなく家に居ると判断されたのだと思います。訪ねてきてくださった方は私と同じ団塊の世代です。いまの狂った世相をみていると、われわれが経験した戦後の子どもの暮らしぶりを知ってもらうことが大切、だから『幸せめっけた』を大勢の人に読んでほしい、とも言われました。本を出版する時の私の思いと同じことを考えてくれている人がいて、とてもうれしく思いました。
 昨日に続いて、きょうも女性の活躍が印象に残った日となりました。鵜の浜ニューホテルで行われた「女性・旅・みちフォーラム…道中ろまん」(NPO法人女性みちみらい上越主催)はわずか1時間半のフォーラムでしたが、とても勉強になりました。4人の女性のスピーチがメインで、いずれの人の発言も良かったのですが、高田の春陽館書店の店長、熊田和子さんと「いきいきARAIネットワークの松本美鈴さんの話にひかれました。
 熊田さんは、商工会議所の女性会で小木直江津航路を考える取り組みをやったことの経験を話されました。「女性にはもうひとつオマケが欲しいという心理がある。小木直江津航路は片道2時間あまり、この時間を潤いと和やかさのある時間にして、船内コンサートとか占いコーナーなど女性の心をくすぐる企画を」との話は先日の市議会全員協議会では聞くことのできなかった視点で、興味深かったですね。また熊田さんは、高田市街地の辻々を花で結び、交流人口を増やす取り組みについても語りました。これも良かった。春陽館書店は私がよく訪ねる本屋さんです。今度行った時には、熊田さんとおしゃべりしてこようと思います。
 松本さんはFM上越の番組でパーソナリティをやっている人。「私は犬を飼っていますが、夫婦の会話がなくなると犬を飼うようになります」と笑いをとって、聴衆をどんどん引き寄せました。「私は一般道が好き。ゆっくり走ると地域の雰囲気がわかる。道には花をちょこんと植えるんではなく、沿線にたくさん植えるとすばらしい演出になる。目的地がどんなところか考えるだけでもワクワクしてくる。最近は中高年のご夫婦の旅行が増えていて、必ず犬がいる。そういうお客さんをターゲットにする観光が求められている。道の駅には24時間トイレがあり、食堂があり、朝市もある。安く泊まることもできる。高速道路から降り、寄り道して小さな町や村を見直すことも大事だ」と訴えました。
 午後からは休養も兼ねて福平と国田間の河川災害復旧現場を歩き、その後は川谷地区で市政レポート配布をしました。途中、思いがけない人と偶然再会し、とても気分良く帰ってきました。


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概要

2006年06月25日 00:00に投稿されたページです。

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