昨日のフォーラムが終わって帰ろうとした時、木浦市長がマイクを手にとり、参加者に呼びかけました。「明日の『鶴瓶の家族に乾杯』で上越市が紹介されますので、ぜひご覧ください」と。夜の8時の時間帯は大河ドラマ以外はほとんど観ないのですが、きょうは気になり観ました。今回のゲストは、旧高田市時代から続いていた静岡県清水市との交流で思い出のある高田へぜひ来たいと思っていたという噺家の昇太さんでした。
昇太さんが訪ねたのは、道で偶然出会った西城町のMさん。定年退職後も高校で教えているということですので、講師なのでしょう。ご自身の家のそばにある庭には竹の子が生え、ミョウガなどいろんな自然の食べものが採れる。それらを活かして昇太さんをもてなすMさん。七輪で炭をおこし、網の上に竹の子の皮をしいて竹の子を焼く光景はうらやましかったですね。そばまで行って、一緒に酒を飲み、焼いた竹の子を食べたくなりました。Mさんはおそらく、私と同じく、野草も野の花も好きな人だと思います。いつかどこかでお会いすることがある、そんな予感がします。その時は、きっと話が弾むにちがいありません。
鶴瓶さんに葉書を出し続けていた昭和町のSさん。金谷の里で働く知的障害者のひとりです。「鶴瓶さん、鶴瓶さん」と出迎えた仲間のみなさんの表情がとてもよかったですね。「5月20日までに必ず返事をください」と書かれた葉書を片手に持って、「本人が着ました」と言って驚かす鶴瓶さん。鶴瓶さんがこの日、出会ったSさんは、なんとスペシャルオリンピックスのアルペンスキーのアスリート(選手)でした。私の高校時代の同級生のなかにも顔の感じがSさんと似た人がいましたが、彼もスキーが得意でした。映像では、市役所での壮行会の模様が出ていました。できれば、彼の滑っている映像も見たかったなぁ。次は上海での大会とか。ひたむきに頑張るSさんを応援したいと思います。
鶴瓶さんと昇太さんが訪ねた街の映像には見たことがあるところがいくつも映っていました。飴屋さんに駄菓子屋さん、雁木通り、こうやってテレビに出ると、残さないといけない上越の宝のひとつだというのがよくわかります。大町の駄菓子屋さんは高田にたったひとつ残る駄菓子屋さんだそうですので、今度訪ねようと思います。高田は3年間の高校時代をすごした思い出の街ですが、今回の番組を観て、高田の街も人もいままで以上に好きになりました。
「鶴瓶の家族に乾杯」は来週も上越市です。ぜひごらんください。