4つの常任委員会の最後は総務委員会です。きょうは総務委員会が開かれました。ここも他の委員会同様、案件は少ないのですが、案件が多い時ならさっと終わりそうな案件でも集中審議されることがあります。今回は市税条例「改正」がそうでした。これは定率減税の廃止とたばこ税の税率引き上げなどが内容です。たばこ税が上がった後の税収増は補正予算に計上しないのかという内山委員の質問に対する答弁に、13区選出の議員が注目しました。すでに当初予算に計上済みだという答弁がされたからです。条例が通らないうちに予算計上したというのは腑に落ちないね、という声がいくつもありました。議案審査は午後3時近くまでかかりました。
特例市の指定に係る申出についての議案で、おもしろい議論がありました。質問者は前議長の市川委員です。特例市移行に伴って315項目の事務が移譲されますが、「県知事の許可が必要な農業振興地域の除外申請は大変時間がかかる。先日、知事は(特例市になれば)ほしいものはなんでもやると言われていたが、これは該当しないのか」と質問しました。「該当しない」との答弁にがっかりしたのでしょう、「いらないものはいらないと言うことも大事だ」と主張し、移譲される事務の中に市民サービスの向上につながるものはどれだけあるか精査してほしいと訴えました。泉田知事のパフォーマンスをつく発言が思わぬ人から出てびっくりしました。
ところできょう議員の間でもっとも大きな話題となったのは新潟日報の政務調査費報道です。合併を契機に30万円(年額)に倍増させ注目していたが、デジカメや高価なパソコン本体・周辺機器を購入したり、ベストセラー本を購入したりしているのはいかがなものか、という内容です。委員会が始まる前や休憩時間に、「議員名が書いてないので全員の議員が悪いという印象を与える」「私用と混同されるような使い方はしてはいけない」「パソコンなどは買ったことが問題ではなく、議員活動に活用しているかどうかが問題だ」など様々な声が出ていました。私の場合、議員団ニュースでお知らせしたように、すべて議員活動にかかる経費をあげてありますので問題はありませんが、今回の報道を契機に、いま一度、政務調査費の使い方や報告書のあり方の議論をした方が良いと思いました。