昨日、草刈りをして気分を良くしていたのですが、今朝になって父に叱られてしまいました。「オレが採ろうと思っていた笹まで刈っちゃ、ダメだねか」久しぶりに聞く父の怒りの言葉です。だいぶ痴呆がすすみ、このままどんどん弱っていく、そう思っていただけに叱られるとは意外でした。この分なら、まだまだ元気に暮らすことができるでしょう。ちょっぴりうれしくなりました。
今朝はもう1つ、うれしいことがありました。国際啄木学会会長である近藤典彦さんの小論が「しんぶん赤旗」日刊紙の文化欄に掲載されていたからです。石川啄木と足尾鉱毒事件、水俣病についてふれたものですが、足尾鉱毒事件を詠んだ啄木の歌についての自分のこれまでの評価は間違っていた、田中正造の直訴状の内容を歌にしたものだったと率直に書いておられます。近藤さんのお人柄がにじみ出たいい文章だなぁと感心しながら、読みました。近藤さんからは先日メールをいただいたばかり。8月に松本市で会いませんかというお誘いでしたが、今回の小論を読んだら、すぐに会いたくなりました。
きょうは午前中に市政レポートを作成し、その後は夕方まで「しんぶん赤旗」日曜版の配達と集金でした。途中、ある読者の方のところへ行ったら、庭にキンラン、ギンランが咲いていました。吉川区の山地の雑木林などにもあるということですが、まだ出会ったことがありません。ラン科の花で、会いたくてもまだ会えないでいる花は、この他にもクマガイソウがあります。数年前、カキランに初めて出会った時のような感激をもう一度味わってみたい。