上越市のメーデーに参加するのは昨年に引き続いて3回目か4回目です。きょうは若い人や女性の人たちが目立った集会になりました。日本共産党上越地区委員会を代表して挨拶をしたのは伊藤副委員長、青年真っ盛りの彼の挨拶は若さと落ち着きがあって、とても感じのいいものでした。参加した労組の中にも20代、30代の人たちの姿が見えましたが、こうした人たちの姿がメーデー以外ではほとんど見ることができないのは残念なことです。
主催者挨拶、来賓挨拶、決意表明と、集会はいつものパターンですすみましたが、いつもとちょっと変わった試みがあるとおもしろい展開をします。きょうも、プラカード審査があって、入賞した団体には金一封が渡されました。ここまではいつもどおり。そのあと、司会者から、「(金一封を)もらわれた方は、プラカード制作のエピソードなど一言お願いします」という呼びかけがあって、会場はドッと湧きました。そして思いがけない提案に、事前の準備などまったくなしの人たちが、生の言葉でそれぞれの思いを語り拍手を浴びました。
その1人は新婦人のSさん。メーデー大賞に輝いた「咲かせよう9条の花 平和の花を」というプラカードは薄緑色の紙に文字が書かれ、たくさんの花がついていました。10人ほどの仲間たちとともに、3種類の紙を使い、新聞紙のカラー刷りの部分も使って制作しました。たった1枚のプラカードであっても、仲間とみんなで楽しく、いいものをつくる。Sさんのやさしい語り口もこのプラカードにぴったりでした。
集会に先立って歌われた歌の中に、初めて聴く素敵な歌がありました。「ねがい」という歌です。広島市立大洲中学校三年生有志(2002年)の皆さんの作詞ということでしたが、歌詞も曲も平和の願いがあふれたいいものでした。「もしもこの頭上におとされたものが ミサイルではなく 本やノートであったなら 無知や偏見から解き放たれて きみはたたかうことをやめるだろう…」。CDがあるなら、今度、入手して覚えたいと思います。
日本共産党文化後援会のホームページに私が撮った「季節の写真」が掲載されています。よそのHPに自分が撮影した写真が載ると、何となく、自分が撮ったものよりも良く見えます。不思議です。