10日ぶり、いやもっと経っていたかもしれません、久しぶりに市役所に出かけてきました。昨日まで連休だったことを感じさせない活気がありましたね。ただ、午前ということもあったのか、議員控え室に来ていたのは私以外に2、3人という静けさでした。午前中は市役所の何人かの課長さんなどと連絡を取り、宿題となっている課題の整理をしたり、昨日読みかけた本を読んだりして過ごしました。
いつもより早めに昼食をとり、午後からは、妙高市新井まで出かけ、泉田知事の講演を聴いてきました。いまの知事の話を生で聴くのは今回が初めてです。県議会の一般質問に対する答弁では職員が書いた原稿をそのまま読まず、自分の言葉で語るそうだ、と教えてくれた人がいたので、ぜひ一度、聴いてみたいと思っていました。会場の新井ふれあい会館ホールは満杯で、聴衆は通路から廊下まであふれました。動員の力かそれとも知事の魅力からきているのか、すごかったですね。
知事の話は県が今年打ち出した「健康ビジネス連峰構想」と地域おこしが中心。落着いて、次々繰り出す言葉はなめらかでした。新潟県の少子化問題は全国と質が違う。新潟県の会社には本社が少なく、「従属」しているものが多い。話の仕方は断定的で、聴く者にとってはわかりやすかったかもしれません。話の中には賛同できないものもありましたが、私の考えていることと全く同じものがいくつもあり、興味深く聴きました。その1つは健康福祉の充実による雇用の創出です。呼んでもなかなか工場もこない中で、この分野で力を入れることの大切さを改めて感じました。
妙高市は合併して2年目に入りました。知事は南アルプス市の事例に触れながら、妙高市の合併についても、「すばらしい選択だった。妙高市は全国区だ」と持ち上げていました。合併という選択がよかったかどうかは別として、上越市よりも多くの国民に知られていることは確かです。木浦上越市長は、市名変更を求める声に対しては極めて慎重ですが、上越市から参加した人たちの思いは複雑だったはずです。早く、「上越市って、どこですか」という言葉が聞かれないようにしたいものです。