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風車の羽の落下現場へ

 事件や事故があったらまず現場へ。これは警察だけの話ではありません。議会活動も同じ。5日、シーサイドパーク名立の風車の羽が1枚落下したというニュースはドキッとしました。昨年もこの近くにある風力発電のプロペラの1枚が落下するということがあったからです。きょうは、その現場に出かけてきました。あいにくの天気で、濃い霧がかかっていて、海はまったく見えませんでしたが、落下した羽も落ちた時とほぼ同じ場所にあり、落ちた時の傷跡もちゃんと残っていました。総合事務所の方から説明もしてもらったので、どういう事故だったのかをイメージ豊かにとらえることができました。
 私が現場を見たかった理由の1つは市民や観光客の安全を確保する点でどうだったかです。風車の周りの通路から残っている3枚の羽を見上げた時、思っていた以上に危険性を感じました。間違って落ちた時に防ぐものがまったくなかったからです。羽はステンレス製でした。指でたたいてみた時の音は軽かったですが、長さは4メートル以上、重さは180キロもあります。ゴーデンウィーク中でしたが、通路を歩いている人の上に落ちてこなくて良かった。不幸中の幸いです。羽の落下の原因調査は約1週間後に出るとのこと。その結果を見た上で、安全対策についての提案をしていきたいと思います。
 この現場に行きたかった理由はもう1つあります。名立区の人たちがこの場所、この施設をどんな思いでとらえているのか知りたい。これは今回の事故原因を解明した後にどうすべきかを考える時に重要なポイントの1つとなります。そのためにはまだ一度も訪ねたことのないシーサイドパーク名立を訪ねなければ……。私が地元の尾神岳にたいして熱い思いを抱いているのと同じように、名立区の人たちにも共通した思いがあるのではないかと思ったのです。晴れていれば、佐渡や能登も見え、心地よい風も海から吹上げてくるにちがいありません。別の日に、また出かけてみようと思います。
 現場に行くにあたっては、小林総合事務所長といま1人の職員さんから同行していただきました。おふたりとも、雨の降りしきる中、一緒に歩き、説明してくださいました。隠すところがなく、率直な思いを語る、その姿勢は好感が持てました。


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2006年05月11日 00:00に投稿されたページです。

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