ありがたい、ありがたい話です。「しんぶん赤旗」の読者のひとりのAさんに会ったら、牛舎の中の片づけをさせてほしい、そしてそこにある堆肥をもらいたい、というのです。牛がいなくなっても、なかなか掃除もできずにきただけに願ったり叶ったりです。わが家にある堆肥は、牛舎内にあるものも堆肥舎のなかにあるものもとてもいい感じで腐っています。先日、Aさんは乗用車でこの堆肥を運び、家庭菜園に使ったそうです。この熱心さには驚きました。
きょうは、新聞配達中心の活動でしたが、「雪国の未来を考える地域づくりフォーラム」にも出てきました。これは上越魚沼地域快速道路整備促進をねらったもので、会場となったリージョンプラザ上越コンサートホールは関係区の住民の皆さんで満杯でした。私が参加したのは泉田知事と木浦市長、そしてNPO法人女性みちみらい上越の野本幸さんの座談会を聴きたかったから。特に知事が道をテーマにどんな話をされるのか楽しみにしていました。
知事は「道路をつくると人が来るというのは幻想だ。東京に近くなるという発想でいくとストロー効果で東京に吸い込まれてしまう。吸い込まれないような、魅力あるまちづくりが大事だ」「上沼道路はいのちをつなぐ道。30分以内に救急医療ができる地域にしていかねばならない」などと語りました。泉田知事の話を聴くのは妙高市での講演に続いて2回目です。前回はなめらかな話しっぷり、斬新な切り口などに惹かれましたが、今回はちょっと気になったことがありました。司会者が求める質問に答える際、話の内容が少しずつずれていくのです。議会論戦においては、こういう調子でやられると質問者はたいへんです。自分流ではなく、相手に合わせて議論を深めていくことが大事だと改めて思いました。
フォーラムが終わってから、JAが開設した農産物直売所「あるるん畑」へ行ってきました。思っていたよりも狭かったですが、地域にたくさんの直売所がありますので、この大きさで十分だと思います。JAえちご上越の区域は広大ですので、当然と言えば当然ですが、味噌ひとつとっても、管内のものがたくさん展示されると見事ですね。「あるるん畑」では旧三和村村長の高倉さんや吉川区在住の職員さんなどと出会い、話をしました。