昨日書けなかったのに寝て起きたら書けるようになった。そんなことって本当にあるのかと思われる方もあると思いますが、私の場合、あるのです。もっとも締切りが近づいたため、文章の良し悪しを考えずに書いてしまうという点もありますが……。「春よ来い」の第64回はこうして書き上げました。次の日曜日にはHPに掲載します。それまで2日間ほど寝かせると、また直すべきところも見えてきます。文章は生き物、十分な睡眠時間を与えることによって元気が出てきますから不思議です。
きょうは「しんぶん赤旗」日曜版の配達・集金でした。途中、吉川区山方のHさんのところで桜の話になりました。4日ほど前に安塚区在住の写真家・高波重春さんがやってきて、境内にある桜の写真を撮っていったというのです。この桜は、吉野しだれ桜といって、背丈は2メートル50センチくらい。開花した花びらとつぼみ、そして葉の組み合わせによって独特の美しさがつくりだされ、ちょっぴり匂いもします。区内では数本しかないめずらしい品種とのことでした。
高波さんについては、お名前だけは知っていたのですが、時事通信社から『桜』という写真集を出しておられることは知りませんでした。随筆家としても有名な串田孫一さんも桜についての文章をこの写真集に掲載されています。今度じっくりと読んでみたいと思います。高波さんは、この時期は桜の花を追って、あちこちに出かけて撮影しておられますが、吉川区内山間部のヤマザクラもその対象の1つということでした。尾神地内の屏風山のヤマザクラに惹かれている人は、けっこういるんですね。