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『わたしたちの上越』

 先日、市教育委員会が合併後初の社会科副読本を作成しました。『わたしたちの上越』というタイトルで、小学校3、4年生向けのものです。新しい上越市を子どもたちにどう教えるのか、とても興味があり、きょうはこの副読本を一気に読みました。小学校中学年向きとはいえ、私の知らないことがけっこう盛り込まれていて、とても勉強になりました。副題は「もっともっと知りたいことがいっぱいある!」となっていますが、大人であれ子どもであれ、新上越市を知りたい人はぜひご一読を。
 土地の様子を学ぶところでは、航空写真と地図を並べて対比させていますが、こういうのはふだん見ることのできないものです。「工場ではたらく人びとのしごと」では直江津のかまぼこ店にスポットをあて、とても詳しく紹介しています。この工場では個人の注文にも応えていること、原料となる魚のすり身を外国でつくられたものを使っていることなど初めて知りました。下水やごみの処理の仕組み、市内の主な用水などについての知識もこの副読本でしっかり頭の中にたたきこんでおきたいと思いました。大熊川や別所川を横切る際、上江用水は川の下をくぐる仕組み(サイフォン)となっているところなどは見に行きたくなりました。
 それにしても読みやすく編集してあります。写真がいっぱいで、身近な人や風景などが出てくるのでうれしくなります。それに似顔絵カットは登場人物に良く似ていて好感が持てました。久保田農園の久保田さん、杉田みそ屋さんの奥さんなどほんとうにそっくりです。この副読本で、子どもたちは新上越市についての知識を広げ、理解を深めてくれることでしょう。ただ一部にこれでいいのか疑問をもったところもありました。たとえば、米の生産量は市の統計要覧などで合併後のデータがわかっているのに、合併前上越市の数値を使っています。ごみの量もそうです。それともう1つ、子どもの立場にたてば、もう少し狭いエリアでの副読本もほしくなりますね。


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2006年04月11日 00:00に投稿されたページです。

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