やっとと言ったらいいのか、もうと言ったらいいのか。1ヶ月に及んだ予算議会が終わりました。
きょうは本会議でした。付託されていた案件の審議結果を各常任委員会委員長が報告し、その後、討論、採決が行われました。党市議団では議案関係で樋口議員が登壇し、反対討論をしました。樋口議員の討論内容は、昨日、3人で検討整理したものです。彼女のはっきりとしていて、通る声が議場にひびきましたが、野次一つ飛ばない力強さがありました。
昨日の討論準備で悩んだことの1つは、一般質問の段階で明らかになった災害救助法・県条例の適用問題での大きな前進をどう評価するかでした。また、品目横断的経営安定対策への対応では、私の一般質問で、支援対象要件に満たない農業者への支援を市長が認めてくれたことによって、農業関係での反対理由は消滅しました。委員会審議ではまだ見えていなかったことがはっきりする、委員会での課長答弁より前進した姿勢が市長答弁に見えた、こうしたことは初めてでした。他市での経験にも学びながら、市民の皆さんから、さすがは共産党だ、と言われるような賛否、討論をめざしたい。
きょうの本会議を最後に2人の部長が市役所を去ることになりました。総務省から来ていた高橋財務部長と新潟県から来ていた白石都市整備部長です。どちらも元の職場に戻られます。高橋さんとは合併協議会以来の付き合いです。話の展開が理論的ですごい人でした。白石さんには、災害でとてもお世話になりました。親しみやすい人柄と現場重視の姿勢は職員の模範です。お2人とはがっちり握手をして別れてきました。ご苦労さまでした。
議会が終わるとすぐ行きたくなるのは本屋です。きょうは岩波新書の新刊『思春期の危機をどう見るか』(尾木直樹著)を購入してきました。もう1冊、ちくま文庫の芥川龍之介の短編集をほしかったのですが、こちらは見つかりませんでした。今週からは、原稿書きの合間に、読みたい本を読む、こういう生活ができます。ああ、うれしい。