厚生常任委員会審議は2日目に入りました。昨日の後半の審議とは打って変わって、最初からゆっくりと審議が進みました。上越市保健医療福祉ゾーン基本計画に基づいて整備される高田南部温浴施設の検討委員会について、樋口、矢野委員などが質疑しました。高田南部に温浴施設をというのは地域住民の長年の願いですが、合併したいま、21万市民の施設としてどういう役割を持たせていくのか。この視点は、この種の施設整備を進めていく上で大切なことだと思いました。
頸北地域の住民が大きな関心を持っている2つの病院の問題について、大潟区選出の柳沢委員がとりあげてくれました。県立柿崎病院の存続については昨年の3月議会で、私が最初に問題にした経緯がありますので、どういう答弁が聞かれるか注目しました。田村健康福祉部長が、「合併した自治体に2つの県立病院はいらないという論理はいただけない。市もしっかりと対応していきたい」とのべていたので安心しました。触法病棟を設けることに不安の声があがっている「さいがた病院」については、地域住民の声を尊重して慎重に対応することが求められています。地元町内会や地域協議会の要望を尊重してもらいたいとする同委員の主張には同感です。
昨日に続いて乳幼児医療費助成事業が質疑の対象になりました。新年度から、対象年齢は入院がゼロ歳から6歳就学前まで、通院はゼロ歳から5歳児までとされました。入院、通院とも就学前まで助成していた自治体にいたものとしては、まだ不満が残ります。一時も早く、元の水準に戻し、さらに対象年齢を上げてほしく思います。長野県松川村では、新年度から、中学校卒業までを対象にするというニュースも入ってきています。昨日は、合併協議で決まった「財源を最優先して確保し、対象を就学前まで引き上げていく」ことを忘れた議論が一部にあり、「えーっ」と思う場面もありました。きょうはすっきりしましたね。樋口委員の質疑に、田村部長は、医療費助成は少子化対策に資すると明言し、「残り1年齢引き上げについても可及的すみやかにできるよう努力していきたい」と答えました。
夕方、議員控え室でカップラーメンを食べ、フィルム・コミッションセミナーに出る準備をしていたら、議会事務局の人に、「橋爪議員、フィルム・コミッションは今晩ではなく、明日だそうですよ」と言われました。8日と思っていたのは、申し込みの締切日。完全な記憶ミスです。ああ、情けない、情けない。きょうは愛用の軽トラもなく、9時過ぎの電車で帰る予定でいたので、吉川区在住の市役所職員さんに送ってもらいました。