予算議会が28日からはじまります。審議そのものがはじまるのはその日からですが、いうまでもなく準備はそれよりも前からになります。きょうは上越市の新年度予算が発表されました。私の場合、予算が発表され、予算書や関係資料などが配布された日から本格的な準備のスタートになります。これらの資料が入った事務用の大きな袋は4つで、重さはなんと7.5キロ。まず、これらを早く読んで質問事項の整理をしなければなりません。帰り道、吉川区総合事務所へ寄ったら、ある職員から、「また、山のような資料がきましたね。がんばってください」と言われました。いよいよ、きょうから予算議会モードに切り換えです。
きょうは朝9時から市長自ら新年度予算の説明をやり、その後、議会運営委員会、月例議員懇談会、総務常任委員協議会、議会活性化検討委員会と続きました。市長の予算説明は、予算概要の説明です。耐震住宅改修への支援、幼児医療費助成対象の拡大などプラス面はいいのですが、「戦時動員体制」として大問題となっている国民保護計画づくりを盛り込むなど、いくつか黙過できないものがありましたね。総括質疑、委員会審議などでしっかり議論していかなければなりません。
午後からの総務常任委員協議会では、第3次行革大綱(案)と行政改革推進計画(案)の説明と質疑がおこなわれました。予算発表と同じ日になったことで、予算との関係が気になりました。議会に「ご意見を伺いたい」として出されている(案)のなかには、部局ごとの予算枠配分方式の導入、有料広告の導入などの重要事項がいくつも新年度予算の中ですでに具体化されていたからです。これでは、何のための会議なのかと疑問に思うのは当然でしょう。本気で議会の意見を聴きたいなら、もっと早い時期にやるべきでした。少なくとも、事前に、06年度予算編成と重なるものもあるのでよろしくと了解をとっておくべきだったと思います。それにもう1つ、まず行革大綱や推進計画を決めて、総合計画や各種計画にこの内容を反映させていくという考え方もいただけません。市の最上位計画が総合計画であることを忘れているんではないでしょうか。