きょうは清里区の視察からはじまりました。昨日、総合事務所に電話を入れ、県が借上げた重機やダンプを使って除排雪作業をやっている集落を紹介してもらいました。同区内では8集落で取り組まれていますが、きょう、私たち議員団の4人が訪ねたのは、東戸野集落です。積雪そのものは2メートル50センチくらいでしたが、集落内に入ってびっくりでした。集落内の道路脇の雪の山の高さが4、5メートルになっていたからです。近くの住民に聞いたら、小型除雪機で雪を飛ばすにも高すぎて、雪が落ちてくるということでした。
県がレンタル業者(株式会社アクティオ)から借上げ、上越市内に配備した重機等はバックホー、ダンプ、スノーロータリー、ホイルローダー、ブルドーザーなど合計30数台です。東戸野集落での除排雪作業では、このうちバックホー1台、ダンプ2台が活用されていました。訪ねた時は、雪で埋まった集落内道路をあける作業の真っ只中でした。バックホーで雪をダンプに載せ、雪捨て場に運ぶのです。重機の扱いが上手いので、どこかの業者を頼んだのかと思ったら、オペレーターは集落の住民でした。一昨日の日曜日に集落会議を開いて、集落内で誰がバックホーの運転をするか、誰がダンプに乗るかなどを決めたそうです。
バックホーのそばへ行くと、そこには数人の人たちが作業を見守っていました。おそらく近所の人たちでしょう、中年の男性が2人、中年女性が数人、それにまだ保育園に行っていない小さな子どもも。案内をしてくれた総合事務所の次長、班長とともに見ていたら、オペレーターをしていた男性が、「いやー、座りっぱなしの仕事やっていると腰がいたくなるわ」と言いながら降りてきて、話をしてくれました。今年の雪の降り方は異常で、集落内の道路除雪も家の周りの除雪も思うようにいかなかった。道路については、今回の重機の投入がなければ後回しになっただろうが、助かっている、という声も聞くことができました。
清里区では昨日、指定観測所の1つ、旧青柳分校前で4メートル8センチを記録したといいます。安塚区須川でも4メートル25センチでした。ちなみに吉川区上川谷は3メートル58センチです。いずれも今冬2番目の記録だと思います。このまま降り止んでくれればありがたいのですが。