2週間ぶりに上川谷へ行ってきました。市長や防災安全課長などが激励に訪れるというので、ご一緒させてもらったのです。14人の住民のうち、11人が集まり、市長などと顔を合わせ、懇談しました。市長がいたのはわずか30分でしたが、大雪の中、「元気そうですね。良かった」と声をかけてもらった住民の皆さんは笑顔でした。今回の訪問は、あなた方を見捨てませんよ、という意思表示です。この気持ちを編入された13区内の中山間地のすべての住民に示してもらいたいと思いました。
会場の公会堂ではストーブを囲み、訪問した全員が紹介されました。この中には大島区板山の小山建設の社長さんの姿もありました。お連れ合いは吉川区から嫁いでいるということまで知っていたのですが、お会いするのは初めてでした。さて、市長は挨拶の中で、「6月の災害以後、一刻も早く復旧できるようにと意を用いてきました。生活していくうえで困難なことがあったら万難を排してやっていきたいと思います。遠慮なさらずに何でも早めに言ってください。元気に春にお会いできればうれしい」とのべました。住民の皆さんには頼もしく見えたことでしょう。
上川谷は約2メートルの積雪がありました。しかし、冬期保安要員2人を中心に頑張り、民家周囲の除雪も木戸先の除雪もきれいにされていました。「保安要員を配置してもらいありがとうございました。皆で助け合いやってきました。上越市になって良かったという実感はまだ湧いてきませんが、いままでやってもらった(災害後の)市の対応は良かったです」という若井町内会長さんの言葉が印象に残りました。冬期保安要員は合併によって無くなるはずだった制度でしたが、この雪の中で住民の暮らしを守る力を発揮している状況を市長自らが視察したことは重要です。
きょうは上川谷へ行く前に、母が作ったコンニャクを届けに大島区板山に住む伯母を訪ね、お昼をご馳走になってきました。おいしかったのは「のっぺ」、この中には、おなじみのサトイモ、ニンジンなどの他、「もぐら」というキノコも入っていました。これがまたいい味でした。伯母とはずいぶん会っていませんでしたが、とても元気そうなので安心しました。伯母から面白い思い出話をひとつ聞いてきました。ずいぶん前のことですが、私の母と一緒に千葉の叔父の家へ行く途中、大宮駅で離れ離れになってしまったという話です。今度、記憶力抜群の母に詳しいことを聞いてみようと思います。