人生で一番怖い目にあったのが昨年のきょう、10月23日でした。朝一番に新潟日報のコラムや社説、「しんぶん赤旗」日刊紙の特集などを読みました。いまなお、9000人の人たちが仮設住宅での生活を余儀なくされているといいます。本当に気の毒です。個人の財産だからとの理由で、住宅再建への本格的な支援をしない国の政治はひどすぎます。新潟日報社説も「安心して暮らせる住宅の確保は、復興の最重要課題である。制度がこのままでは住宅再建を断念せざるを得ないケースが相次ぎ、被災者の気力をそぐ恐れがある。それは国としても本意ではあるまい。住宅本体への支援を決断し、法改正を急ぐべきである」と主張していますが、当然です。
上には上がある、そう思ったのはパキスタン大地震の記事を読んでのことです。「しんぶん赤旗」日曜版23日号にはフォトジャーナリストの森住卓さんの写真ルポが掲載されていました。標高2500メートルの町で仮設住宅もなく、テント無しで寒さにふるえている子どもたちの目がさびしそうでした。3枚の写真のなかで一番気になったのは、山間部に救援に向かう軍隊の写真です。物資を馬やロバに載せて歩く集団の前に1人の兵士と一匹のヤギの姿がありました。ヤギは首を引っぱられてはいましたが、抵抗しないで歩いています。この写真の説明には、「ヤギは食料になります」とありました。切ない言葉ですね。
きょうは買物をした後、家でずっとパワーポイントを使ってスライドづくりをしました。囲む会での活用を前提にした作成ですが、なにせ初めてです。写真を何枚も貼り付けたら、50メガにもなってしまい困りました。まだ5、6枚は写真を使いたいのに、これでは重たすぎます。解説本だけではよく理解できないので、明日は、実際に使っている人の話を聞こうと思います。パワーポイントだといっても、ワードやパブリッシャーを使っていればすぐにできるはずだ、と聞いていたのですが、いきなり実用はちょっときびしいかな。