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吉中音楽祭

 昨晩の囲む会で、町田と道之下を結ぶ林道の管理が話題になりました。草刈りがこれまでより悪くなっていて、側溝に刈った草やごみがつまっている。それが大雨の時に路肩の決壊などにつながったのではないか。日頃の管理に金をかける方が災害復旧工事に金をかけるより安上がりだ。そういった声が出たのです。それで、きょうは久しぶりに、この林道を軽トラで通り、問題となっている箇所を写真におさめてきました。これらのことは、直ちに改善を求めていきたいと思います。
 さて、きょうは楽しみな日でした。というのも、数年ぶりに吉川中学校の音楽祭に出ることにしていたからです。中学生の若さあふれる表現力、クラスとしてのまとまりの素晴らしさは、わが家の子どもたちが中学生だったとき以来、感じてきました。それを再び、この目で、耳で再確認できる。それに、吉川中学校の音楽祭は昨年から、音響効果のいい頸城区の希望館で実施されていることもあり、その点でも期待が持てます。来賓として案内をいただいていたので、ワクワクした気分で参加してきました。
 今年の音楽祭では、「響け最高のハーモニー」を目標に、学年ごとの合唱と6つのクラスの合唱コンクールが行われました。ゆったりとしたテンポで表現力が求められる曲、元気でリズミカルな曲などを男子と女子の混声で歌い上げる、どの合唱も心に響くものがありました。なかでも、3年B組の〝新しい世界へ〟は、手拍子あり、アカペラもある、体も動かす、これまで見聞きしたことのない魅力いっぱいの合唱でした。たぶん、このクラスが最優秀賞を獲得すると思ったら、そのとおりになりました。
 心に残ったのは生徒たちの合唱だけではありません。審査、講評をされた頸城中学校の渡邊先生のお話がとても良かったのです。先生は各クラスの合唱の良さをコンパクトにまとめた後、音楽の魅力について語り、、人としてどう生きるべきかについても分かりやすく語られました。相田みつをの「幸せはいつも自分の心が決める」という言葉を引用しながら、「最高という思いも人それぞれで違う。今回チャレンジしてきたものは、一人ではできないもので、形としては残らないものの、ずっと心に響き続ける魅力がある」とのべました。そして、「きょう、感じた最高という思いを長い人生の中で灯し続けてほしい。人生で一番大事なのは結果ではない。いま取り組んでいることに、どんなふうに向き合っていたかだ」と結ばれました。
 もうひとつ、今回の音楽祭で、いいなあ、と思ったことがあります。成績発表の際、生徒たちから歓声が上がり、拍手が起きました。その喜び方が、ものすごく若者らしく、健康的な感じがしました。また、3年B組のアンコール合唱では、生徒たちが受賞の喜びを顔に出して伸び伸びと歌っていたのも良かった。手拍子をしてリズム感たっぷりに歌う場面では、観客席にいた生徒たちも次々と立ち、最後は総立ちになり、舞台上の生徒たちと一体となりました。まさに、〝最高のハーモニー〟が出現したのです。期待通りの素敵な音楽祭でした。


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概要

2005年10月29日 00:00に投稿されたページです。

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