9月議会も終盤です。きょうから一般質問が始まりました。きょうの質問者は6人でした。いずれの質問も気合が入っていましたね。なかでも江口議員の土地開発公社に関する質問は見事でした。民間企業の経営者らしい感覚で資産の明細を分析し、「334億円にもなる土地は隠れ借金だ」「市長は簡単に言われたが半端な数字ではない。産業振興課はもっと外に出てセールスを」と迫りました。質問にあたっては、今回もパネルを使っていました。このパネルにはデータが2枚分貼り付けてあり、上に貼ってあったデータをとる時にはビッという音が議場に響きます。質問の切れ味を感じさせる、いい音でした。
短時間ながら問題点にズバッと切り込んだのは田村議員の質問。「高田城の観桜会を100万人がやってくる滞在型観光に」という質問を準備するために同議員がやったのは、観桜会の最も賑やかな時期、3日間連続して夜7時から9時まで自転車に乗って「ぶらぶら」することでした。この調査で、車の流れ、観光客の出身地、そして彼らの「つぶやき」まで把握しました。また友人に協力してもらい、カメラで定点観測もやっていました。車の大渋滞の中で「もう二度と来るものか」とぼやいていた人たちが見事な夜景を見て、「これはすごい、日本一だ」という声を残していったといいます。上越市観光の最大の目玉である観桜会、日帰り観光から泊まってゆっくり楽しんでもらえるイベントに切り替えることができれば、の思いは共通です。なんとかしたいものです。
お昼休みに浦川原区選出の山崎議員が控え室にこられました。真宗大谷派の関係者の方々が尾神岳の報尽碑を訪ねるルート開発を切望しておられるので、関係地域の議員が協力して対応したい、ついてはそのまとめ役をやってほしいとのことでした。新上越市には親鸞聖人ゆかりの地として高田の浄興寺、板倉区のゑしんの里などがある、これに尾神岳の報尽碑をドッキングさせたい。できればバスに乗って行かれるようにしてもらいたい、というのが関係者の願いだというのです。わが家も真宗大谷派ですが、尾神岳がこれだけ注目されてきているというのはうれしい。早急に関係者と相談して対応したいと思います。